2013年7月20日


西武鉄道乗り潰す!


東急西武線まるごときっぷ

渋谷駅

JR新宿駅

西武新宿駅
今日から学校は夏季休み。そんな夏のある日、東急田園都市線で渋谷にやってきました。今回の乗り鉄は西武鉄道全線乗り潰し。先日ネットで検索をしていたら「東急西武線まるごときっぷ」なる発駅から渋谷往復の東急線と東京地下鉄副都心線渋谷〜小竹向原、西武線全線乗り降り自由の切符を発見しました。大手私鉄の全線フリー切符はあまり見かけず、縁のない西武、東武、京成、京王等は未乗区間が多く残っているのでこの切符を使って西武鉄道全線を攻略すべく横浜の片田舎から下の子を連れて出陣!
さて、副都心線の小竹向原までは乗り降り自由なので池袋か小竹向原から西武線に乗り換えるのがセオリーかと思いますが、若干家を出た時間が遅かったので乗車済みの池袋線と秩父線をパスし本川越へ向かうため新宿線からスタートすべくJR山手線に乗り換えました。天気は薄曇りでここ数日はうだるような暑さの毎日でしたが今日は比較的気温も控えめで絶好の乗り鉄日和。3歳児の次男坊とは多摩モノレール以来2度目の二人旅になりますが、その間彼もオシメが取れたり、アヤシイながらも箸が使えるようになったりと人類として進化をしてきたのでだいぶ手が掛からなくなってきました。ただしアグレッシブな行動派、言い換えれば糸の切れた凧状態なので目を離すと忽然と姿を消し慌てさせてくれるのが要注意ポイント。
11時頃新宿駅到着。西武新宿駅へ移動。



レッドアロー号に乗る!


レッドアロー10000系

小江戸13号本川越行き

父ちゃん的にはレッドアローといえば5000系?

座席が自動で回転しています!
西武鉄道に乗るならレッドアローは外せないでしょう!池袋から西武秩父を結ぶ「ちちぶ」号がメジャーですが新宿線にも本川越行きの「小江戸」号があります。所要時間50分足らずとちと物足りない気もしますが特急料金は410円とワンコインでお釣りが来るリーズナブルさがグッド!ちょうど11時30分発の小江戸13号があったので特急券を購入し一気に本川越まで新宿線を乗り通すことにしました。
上りが発車10分前に到着して折り返し下りとなるため一旦ドアを閉めて車内清掃。それが終わった後の乗車となります。進行方向が変わるため自動で座席が回転する様子を見て次男坊は不思議がっていました。
お昼前の便のためか車内はガラガラ。膝に載せなくても済むのが有難いです。定刻通り西武新宿駅を発車しました。

レッドアロー10000系車内

田無付近

狭山の茶畑

終点本川越駅
西武新宿のすぐお隣、高田馬場で若干の乗車あり。それでもガラガラのまま一路川越を目指す特急小江戸13号。上石神井までは前が詰まっているのかのんびりと走行し、先行列車を抜いてようやく本気の走り。買ってやったファンタグレープに夢中になっている次男坊に「いっきに飲むのはやめなさい」なんて言っているうちに田無辺りまでやって来て車窓に緑がチラホラと入るようになりました。
発車からおよそ30分で東村山駅停車。完全にベッドタウンの地ですね。そして東村山から僅か4分で所沢に停車。県境を越えて埼玉県に入りました。所沢で多くの下車があり車内は増々閑散と。所沢を発車すると右手に航空公園があり飛行機の姿を確認。川越の帰りにここで遊ぶのも良いな、なんて思っていると住宅地の中にお茶畑が点在しているのが見えてきて狭山市着。狭山はお茶の栽培どころで「狭山茶」といえば三大銘茶の一つです。静岡の茶畑なんかは一面お茶!という感じですが、狭山は家と家の間に小じんまりと畑があってなんとも不思議な風景です。

12時16分、終点本川越駅到着。ホーム上に改札が置かれ特急券の回収をしていたので切符が欲しい旨頼むとあっさりと貰うことができました。タダ乗りが多いんでしょうかね?他の駅でもホーム以上で特急券の回収していましたし・・・。



川越を歩く!


本川越の副駅名は「時の鐘と蔵のまち」だそうで

本川越駅

まんぷく横丁

製本屋さんだったかな?

洋服屋?

連雀町

一番街

一番街
せっかく川越まで来たのにこのままとんぼ返りもなんだかなぁ、「時の鐘と蔵のまち」というぐらいなので蔵でも見に行こうかと二人で歩き始めました。駅前を通りを真っ直ぐ進むと蔵が並び立つエリアがあるそうなのでとりあえず行ってみようと表通りは交通量が多く危ないので一本裏の商店街を通りをそぞろ歩き。
「お腹すいた〜」
次男坊が空腹を訴えます。時刻はもう12時を過ぎ、お昼は川越名物でも食べたい気分ですが川越って何が有名だろう?パッと思い浮かぶいのは川魚、ウナギ??いやいや、さすがにウナギは予算的に無理。絶滅危惧種に指定されそうなくらい激減してもはや庶民の手が出る価格ではありません。取り敢えず適当な店があったら入るということで蔵目がけて歩きを続行。駅から10分少々行くと蔵エリアに突入。観光客もそれなりにいてそれ目当てのお店も多くありました。蔵と蔵の間に普通の住宅があったりでギャップが面白いですね。川越城や時の鐘も絡めて今度家族で訪れてみたいと思いました。
肝心の昼食はというと、どうやら焼きそばがご当地グルメの模様でちょこちょこ看板を見かけましたがあまり気が進まず・・・。そして次男坊がここがいい!と猛烈にプッシュしたお店に結局入ることにしました。
うん、とーちゃんも比較的好きだよ、
餃子の王将 (笑)                  
ラーメン&チャーハンセットと餃子を二人で分けてお腹も満ちたことだし、乗り鉄再開と行きますか!



西武園線に乗る!


急行西武新宿行き@本川越

西武園線西武園行き@東村山

西武園駅

西武園駅
本川越から14時くらいの西武新宿行きの急行に乗り、航空公園はまた次回皆で来ることとして華麗にスルーし東村山に。いやー、ご飯食べた後だから眠い眠い。よくぞ寝過ごさなかったと自分を褒めてやりたいくらい東村山直前まで二人とも寝ていました(^_^;)
西武鉄道において池袋線と新宿線が本線のような位置づけで、あとは数キロから十数キロの支線のような路線が幾つか存在します。まずはそのうちの1つ、西武園線を攻略。この時間帯は1時間に3本しか便がないのですが運良く数分の接続で西武園行きに乗り換えることができました。西武園線は複雑な過去を持つようですが現在においては西武遊園地や多摩湖、西武園競輪場へのアクセスと周辺住民の通勤通学の足としての2つの顔を持つ路線と言えるでしょう。全長僅か2.4キロメートル、中間駅はなく東村山を出発すると次は終点の西武園駅になります。片道3分、新宿線に続いて2路線目完乗!15分のインターバルで乗ってきた電車で東村山に戻りました。動いている時間よりも駅で待機している時間の方がはるかに長い・・・。
次はここ東村山から出ているもう1つの路線、国分寺線の攻略に移りましょう。



国分寺線に乗る!


国分寺線国分寺行き@東村山駅

国分寺駅

多摩湖線・国分寺線乗り換え通路@国分寺駅

多摩湖線@国分寺駅
14時26分東村山発の国分寺線国分寺行きに乗車。撮影した写真を後日見ながらホームページを作成しているわけですが、ハッキリ言ってどれも似たようなものしか写って(写して?)おらず、駅名票が入っていなければどこだかわからない状態(笑)
国分寺線は東村山と国分寺間7.8キロを結ぶ西武鉄道で最も古い路線だそうで、1894年に川越鉄道によって敷設されました。
東村山を出発すると後で乗車することになる多摩湖線と立体交差し新宿線とのジャンクション駅である小川に到着。この路線の途中駅は始点、終点を除くと3つしかないためあっという間に国分寺駅に着いて国分寺線完乗!全く達成感がないまま流れ作業的に多摩湖線へと乗り換え。ちなみに多摩川線という紛らわしい名前の路線がここ国分寺からJR中央線で新宿寄りに3つ目の武蔵境駅から出ていて当初は乗る気マンマンでしたが色々と疲れたのでなかったことに(^_^;)しかし自社と接続していない路線なんてすごいですね。
次は多摩湖線(多摩川線ではない)攻略になります。



多摩湖線に乗る!


荻山駅

荻山駅

新宿線西武新宿行き@荻山駅

小平駅
多摩湖線は国分寺と西武遊園地9.2Kmを結ぶ全線単線の路線。今年の3月のダイヤ改正で拝島線への直通運転が激減され多摩湖線全区間を直通するワンマン運転が基本的に運用されています。で、このまま終点の西武遊園地まで乗り通してしまうと拝島線に乗りそびれてしまうので拝島線との乗り換え駅である一旦荻山で下車します。拝島線を乗り潰した後にまたここに戻ってきて多摩湖線の続きをやろうという魂胆ですがこのまま拝島へ向かってしまうと荻山〜小平間1.1Kmが歯抜けになってしまうもどかしさ(笑)仕方ない、ひと駅新宿方面へ戻りますか。



拝島線に乗る!


拝島駅

拝島駅

拝島駅

荻山駅
小平から約30分で拝島線の終点拝島駅に到着。このまま八高線+横浜線で帰宅したい気分満点ですが帰るにも切符の性質上渋谷まで戻らなければなりません。時刻は15時半、駅前のコンビニでアイスを買っておやつタイム。近くの学校で剣道の大会があったのか防具を担いだ高校生がワンサカいました。本当にこの時期は暑さとの闘いですね、剣道は。道場に通っている長男坊も稽古を終えると汗びっしょりです。
西武鉄道乗り潰し、いい加減次男坊は飽き気味、というか父ちゃんももう西武線はいいや、なんて思ったり思っていなかったり・・・・。とにかく新宿方面へ戻ること30分、結局三度荻山駅で下車。多摩湖線の残りをやっつけに行くことに。



多摩湖線に再び乗る!


多摩湖線と国分寺線立体交差

西武遊園地駅

レオライナー@西武遊園地駅

レオライナー車内
荻山から多摩湖線の残りの部分、西武遊園地駅まで乗車。途中、国分寺線と立体交差しますが駅は設けられておらず相互の乗り換えは出来ません。もっとも西武遊園地から国分寺へはそのまま直通していますし、不便なのは国分寺線の恋ヶ窪及び鷹の台駅が目的地の場合ぐらいなものでほとんど需要がなさそうなので問題ないのでしょう。荻山から7分で終点西武遊園地駅着。土曜日で遊園地から帰宅する人々で混雑しているかと思いきやホームは閑散としていました。西武園線西武園駅とは700m位しか離れておらず徒歩10分の距離。歩いて駅間を移動するのも面白いかもしれませんね。



レオライナーに乗る!


レオライナーのコンクリート軌条

遊園地西駅

西武園ゴルフ場

対向列車@東中峰信号場

東中峰信号場

西武ドーム

西武球場前駅

西武球場前駅
今回の西武線乗り潰しにあたって最も楽しみにしているのが山口線、通称レオライナー。このレオライナーの生い立ちは大変興味深く、もともとは「おとぎ線」なる遊戯施設から始まり、その後1952年に地方鉄道法に基づく地方鉄道に転換。日本の鉄道100週年では蒸気機関車が走ったり、トンネルの切り通し化をしたり架道橋の架替えを行ったりし一時期は蒸気機関車の重連運転も実施されていたそうです。そして1984年に運行を休止し廃止。大改修を経て案内軌条式鉄道(新交通システム)の免許を新たに取得し今のレオライナーと成ったわけです。
最初が遊戯施設だからなのか、はたまた遊園地を掠るように路線がひかれているからなのか、乗ってみると正式な鉄道というよりも遊園地の中を走る汽車ポッポの雰囲気満点です。特に遊園地西駅は改札を出たら即遊園地。というか自動的に入園してしまいます。園の入場券を予め持っていないと改札から出られませんよね?駅で入場券の販売をしているのでしょうか、ちょっと謎です。ちなみに途中駅は1つだけ。遊園地西駅を出ると多摩湖が一瞬見えたり西武園ゴルフ場の脇を通ったり、信号場で行き違いをしたりとかなり楽しいです!そんな時間も左手に西武ドームが見えて来ると終了。たった7分間、これはもうちょっと乗っていたかったな(笑)
終点の西武球場前駅は試合がある日は観客でごった返すのでしょうが今日はガランとしていて広大な改札がかえって静寂さを増しています。それにしても西武遊園地は土曜日なのに全然客がいなかったなぁ・・・。



狭山線に乗る!


西武球場前駅

西所沢駅

小竹向原駅

渋谷駅
狭山線は西武球場前から池袋線西所沢駅4.2Kmを結ぶ単線路線。途中駅は1個だけ。西武鉄道はこんなのばっかりだよな〜。あっという間に終点西所沢に着いて池袋線に乗り換えました。目指すは練馬!途中から乗った急行は混雑しており都内で花火大会でもあるのか浴衣姿が目立ちました。急行は練馬には停車しないので後続の各駅停車を待ちますがやって来たのはさっきの電車。急行を使った意味が・・・。練馬で下車するとギリギリ豊島線に間に合わず15分程待つハメになってしまいました。次男坊も父ちゃんもただ電車に揺られているだけなのに疲労困憊。それにもともと自宅を出た時間が遅かったのと川越でブラブラしていたために日も傾いてきてしまい豊島線を往復すると帰宅する頃には暗くなってしまいます。という訳で豊島線はパス決定!!
この後どうなったかというと西武有楽町線で小竹向原へ。そして今年の3月に東急東横線との直通運転を実現した地下鉄副都心線で渋谷へ出て東急田園都市線に乗り換え帰宅となりました。地上ホーム廃止で大騒ぎだった東横線渋谷駅、以前は地上と地下、改札を出ないと乗り換えできませんでしたが地下化されて田園都市線との連絡がしやすくなりましたね。個人的には東横線と田園都市線を渋谷で乗り換える機会なんてほとんどなさそうですが。
自宅最寄り駅に着いたのは18時半。駅のそば屋で次男坊と夕飯食べて帰宅しました。





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