今年も「鉄道の日記念 JR全線乗り放題きっぷ」(ルールは青春18きっぷと同じ)が発売されました。キャンセル
待ちでようやく「ムーンライトながら」号の指定席も取ることができたので関西へ乗り鉄の旅に出掛けてきました。


十日市場 23:24発→東神奈川 23:44着 23:48発→横浜 23:50着 00:11発→名古屋 06:05着 06:40発
体調不良もあり、ほとんど眠れないまま名古屋に到着。
今日はF1鈴鹿GP(予選)の為の臨時列車が運行されるので、これに乗って四日市を目指そうとホームに上がりました。列車はすでに入線済みでしたが、物凄い人、人、人!通勤時間帯の横浜線なみ。早々諦め1本落として定期便の亀山行きに乗ることに。隣のホームには臨時特急「鈴鹿F1号」のキハ85が待機中で、相変わらずカミンズ製のエンジンDMF14HZはイイ音してました。たまんねぇ〜!!キハ75でもいいから乗りたいなぁ〜と、キハマニアっぽいことを言ってみるてすと。
 
亀山07:50着 08:03発→加茂 09:24着 09:24発→新今宮 10:15着 10:19発→JRなんば 10:22着 10:29発
先ほどのF1臨とはうって変わってマッタリもーどの定期亀山行きは定刻の6時40分に亀山着。亀山駅は戦前、各地から集まる伊勢神宮参りの列車がここから紀勢本線に入るため、要所として栄えたところです。当時、長編成の列車も停車できるようにと造られた長いプラットホームは今となっては無用の長物、加茂行きの2両編成のキハ120が遠慮しがちに反対ホームに入線していました。
ボックスシートを確保し、駅前のパン屋?で弁当を仕入れ加茂に向けて出発。乗車率は40%程度で思ったよりも乗客が多かったのが印象的でした。
しばらく加太川を左に見ながらグングンと山を上り、加太トンネルを越えると草津線の乗換駅である柘植に到着。ここまでは3年前に来た事があるので、この先はいよいよ未知の世界です。

           関西線の車窓動画はコチラ(3.93MB)
柘植を出てから15分くらいで、伊賀市の伊賀上野に到着。 平成16年11月1日、上野市、伊賀町、島ヶ原村、阿山町、大山田村、青山町の伊賀地区6市町村が合併してできた市で、人口約10万3千人、沿線第一の都市です。近鉄伊賀線の乗り換え駅でもあるのですが、ふつ〜の田舎の駅でした(^_^;) ここでそこそこの乗車があり、車内は6分程度の乗車率に。
島ヶ原、月ケ瀬口と停車を重ねるにつれ乗客も多くなり、笠置では立ち客もでる程の盛況振りです。9時24分、この列車の終点加茂に到着。同じく24分に発車する関西線快速の接続は期待していませんでしたが、無事乗ることができ後の行程がちょっぴり楽になりました。
新今宮で再び関西線に乗り換え、10時22分JRなんば着。これで関西本線完乗となりました。

10:51着 11:00発→東羽衣 11:03着 11:07発→ 11:10着 11:27発→和歌山 12:17着 12:43発
なんばと言えば大阪を代表する繁華街として有名ですが、JRなんば駅は地下ホームである為に外界の様子は伺い知れずそのまま乗って来た電車で引き返します。かに道楽とか食い倒れとか行きてぇぇ〜。
電車は阪和線直通だったので東羽衣までおよそ20分で到着。阪和線支線、俗に言う東羽衣支線に乗り換えます。わずか1駅のミニ路線ですが、大阪近郊には他にもこの後乗る「紀勢本線支線」、兵庫〜和田岬の「山陽本線支線」と1、2駅だけの支線があり、乗り潰し上厄介な存在です。
鳳を出てわずか4分で終点東羽衣に。そして3分後には同じ電車で引き返し、4分乗った後に再び鳳に舞い戻ってきました(^_^;)
鳳でこの旅初の駅蕎麦タ〜イム!!登場したキツネそば(大阪ではタヌキと言うのかな?)は見事に関西風ダシの汁!(当たり前か)関東人としては違和感有り過ぎですが、普通に美味かったです。
駅前のコンビニでお土産用のカップうどんを買おうと(ちゃんとカップうどんにも関西版があり、汁が関西風のダシになってる)改札を出るとなにやらお祭り模様。鳳だんじり祭りだそうですがだんじりって岸和田の専売特許ではないんですね〜。
11時27分初の紀州路快速で和歌山へ。ちなみにカップうどんは持って帰るのが面倒になり諦めました。

和歌山市12:49着 13:07発→和歌山13:13着 13:20発→岩出13:56着 14:14発→王子16:21着 16:28発
和歌山駅に着いた時は電車が止まってもおかしくないぐらいの勢いで激しく雨が降っていましたが、小雨になり一安心。
実は、今日の帰路は関西国際空港から羽田まで飛行機利用なのですが、最終便の為15分遅れるだけで終電に間に合わない綱渡りスケジュール。最悪、蒲田辺りのビジネスホテルで一泊も考えていたので、駅のキャッシュコーナーで軍資金を引き出しました。そんなこんなで構内をウロウロしているうちに和歌山市行きの時間となり入線していた103系電車に乗車。途中にある駅は紀和のみで、わずか6分で終点和歌山市駅に到着しました。思ったよりも大規模な駅でこちらが市の玄関口としての機能を持っているようです。もっとも駅の大部分が南海電鉄の施設で、JRは一番端のホーム一面のみをちょこっと間借りしてひっそりと運行している感じです。
和歌山市駅から和歌山駅に引き返し、13時20分発和歌山線粉河行きの電車に乗り換えます。和歌山線は和歌山〜王子(奈良県)間、87.9kmを結ぶ路線で、終点王子まで2時間半も要します。しかも車両はオールロングシートの103系!これに長時間は辛い、かなりツライ!なので早めの途中止まりの電車に乗ってどこかで途中下車し、気分転換しながら前進する作戦で攻めてみました(笑)
和歌山から30分足らずの岩出はみどりの窓口もある駅。ここで降りてみることにしました。右の写真の通りこじんまりした、感じの良い駅です。駅前の喫茶店でコーヒーを飲みながら時間を潰し、14時14分の王子行きで和歌山線の旅再開です。
先程の大雨の影響で速度制限が入りだんだんと電車は遅れて行くことに・・・。王子での乗り換え時間が7分しかないので心配になってきましたが、幸い停車時間が長い駅がありそこで遅れを吸収し数分遅れまで回復。この先も変更なく進めそうです。
和歌山線は大阪近郊で唯一スイッチバックがある路線として知られています。私もそれ(だけ)を楽しみにここまで乗ってきたワケですが、いざスイッチバックの「北宇智」駅に着いてみると何故ここがスイッチバック?と疑問に思うほどたいした勾配ではありません。うーん、実際は案外きついのかな〜。しかもオールロングシートの国電型電車でのスイッチバックは違和感有り過ぎ!ある意味すごい路線です。
体調もこの頃になるとかなり悪化し鼻水が止め処もなく垂れてきて困りものです。おまけに熱も出てきた模様。あー早く家に帰りてぇぇ〜。
16時25分、定刻より数分遅れで終点王子着。急いで向かいに止まっている桜井線経由奈良行きの電車の飛び乗りました。




和歌山線スイッチバック(北宇智駅)

奈良17:28着 17:31発→天王寺18:05着 18:12発→大阪18:34着 19:53発→関西国際空港21:01着 22:05発
外はすっかり暗くなり車窓も楽しめなくなりました。体調はますます悪くなり気力だけで電車に乗っていましたが(そこまでして乗るか!?)桜井線も無事完乗し、奈良で関西線快速に乗り換え。そして天王寺から大阪環状線内回りで大阪へ。
大阪では大阪らしいものを食べよう!と出掛ける前から楽しみにしていたのですが、フラフラ状態だったので近場の阪神百貨店地下の、いわゆるジャンクフードコーナーにてたこ焼きやらネギ焼きやらで大阪気分を味わい帰路につくことにしました。大阪から関空快速で関西国際空港に着いたのが21時頃。飛行機はANAのエアバスA321でした。浜松上空でメチャクチャ揺れてもうダメそうな気もしないでもありませんでしたが羽田空港には定刻よりもなぜか10分の早着。懸念していた終電乗り遅れもなく無事帰宅とあいなりました。ホントに疲れた〜。


モドル
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