北陸乗り鉄の旅

越美北線 越前大野駅にて
長津田 23:36発→東神奈川 23:59着/00:04発→横浜 00:08着/00:14発→大垣 05:55着/06:01発→米原 06:37着/06:50発→福井 08:28着/09:02発→九頭竜湖 10:32着/11:11発→福井 12:35着/12:37発→金沢 13:52着/13:54発→高岡 14:30発/15:05着→氷見 15:32着/15:39発→高岡 16:07着/16:38発→城端 17:30着/17:38発→高岡 18:26着/18:32発→富山 18:50着/19:13発→直江津 21:12着/21:20発→長岡 22:46着/01:09発→新宿 05:10着/05:18発→品川 05:36着/05:38発→東神奈川 06:02着/06:10発→長津田 06:33着
北陸地方は盲腸線(終点が他の路線に接続していない線)の宝庫である。越美北線・氷見線・富山港線・城端線・七尾線(厳
密には第三セクターののと鉄道と接続しているが)等々・・・。今回は車中2泊で越美北線・氷見線・城端線に乗ってきました。

夜行快速ムーンライトながら91号から乗り継いだ列車は米原6時50分発北陸本線普通金沢行き。車内は余り混んでいなかったのだが、生憎ロングシート部しか確保できなかったのでふて寝しようと思ったが 新疋田〜敦賀がループ線とのことなので期待に胸を膨らませ、「よーし、そろそろループ来る?来る?来ちゃう?まわっちゃう?」とワクワクドキドキしながらトンネル抜けたら敦賀の駅にふつーに着いちまったよ!!その後の調べではループは上り線のみとの事で残念無念。帰路の上越線でもループ区間を通るのだが、通過時間は未明で当然起きているわけでもなくまたしてもループ体験はお預けだ。
空いていた車内も段々混みはじめ福井に着く頃には通勤、通学客で朝のラッシュのピークを迎える。
福井8時28分着。およそ30分待ちで越美北線、通称九頭龍線に接続する。越美北線はJR西日本の路線で越前花堂(福井市)と九頭竜湖(福井県大野郡和泉村)52.5kmを結ぶ地方線だ。福井と岐阜の美濃太田を結ぶ路線として計画・着工されたが(なので線名も旧国名の越前と美濃の頭をとって越美)途中の山の険しさと乗客の見込みの少なさ、そして国鉄の赤字等の理由で、昭和47年に現在の終点である九頭竜湖まで開通し延伸計画はポシャッた歴史がある。しかも赤字路線のため全線廃止の話も出たことがあるそうで、今まで生き残ってきたのが不思議なローカル線だ。ちなみに美濃太田から福井目指して建設された越美南線というのもかつては存在したが昭和61年に第三セクターに転換されて現在は「長良川鉄道」として経営されている。


九頭竜湖駅

九頭竜湖駅
駅構内の立ち食いソバで朝食をとり、九頭竜湖行きに乗り込むと2両編成のディーゼルカーはエンジンの唸りをあげて9時2分福井を発車。隣の越前花堂駅で大きく左に曲を描き北陸本線と分岐する。晴れきった青い夏の空の下、水田地帯をしばらく走り1時間程で越前大野に到着。乗客の大部分が下車し後1両を切り離して単行で九頭竜湖を目指す。越前大野を越えると少しずつ山の中に分け入りトンネルも多くなる。車内の大部分は地元客らしく何もない駅での子供やお年寄りの乗降が度々あるが、車内の混雑具合の大勢には影響がないまま終点九頭竜湖へ。九頭竜湖駅は山の中の僻地であるが、駅舎も綺麗で何よりも活気があるのが嬉しい。地元の人が駅横の土産物屋で地場の食材を使った弁当や野菜を販売しており車でこの地にやってきた観光客にも受けが良いようだ。舞茸が特産らしくお土産に買ったのは言うまでもない。
11時11分の折り返し列車で福井へ戻る。盲腸線はこの復路が面倒というか辛いトコロだが逆からの風景も新しい発見があって良いのかも。
福井で再び北陸本線に乗り金沢へ。北陸地方は今年の春前に富山へ来たのが最初なのでもちろん金沢は初訪問地。ただし2分の乗り換え時間では何も見られないので高架駅の記憶しかありません、ええ。氷見線と城端線の始点駅の高岡に着いたのは14時半。駅前には大伴家持の銅像があったりして旅風情も盛り上がるが何しろ暑い!暑すぎる!大概、鉄ヲタの旅もおやつの時間くらいになると
「早くウチ帰って2ちゃんねるでもみて寝てぇぇ〜」
とかなり飽きがくるのだが、この時点で氷見線も城端線もだいぶどうでもいい感があったが頑張って乗る!
氷見線は氷見までの16.5kmを約30分で結ぶ地方線で、終点氷見は富山湾で水揚げされる海産物と氷見うどんが名物の食通には大変ありがたい土地なのだが当然乗って来た列車にそのまま乗車して来た道を戻るのは言うまでも無い。車内は高校生や地元客でかなりの混雑、終点氷見まで終始そんな感じ。ちょこちょこっと車窓から覗く富山湾に感動しつつ再び高岡へ戻って来る。

高岡駅 大伴家持像




氷見線 氷見駅
16時7分発城端線、城端行き。こちらは先の氷見線とはうってかわって内陸を目指す路線だ。ずーと田んぼの中を走り、終点に着いても田んぼの中。もっとも民家も案外あるので夕方の帰宅時間に入ったこの時間は乗客も比較的多い。当然乗って来た列車にそのまま乗車して(以下略)
三度高岡。「高岡」「タカオカ」「たかおか」高岡中毒になるのも時間の問題か!?そして三度北陸本線の車中の人となり富山へ、そして直江津行きへ乗り換え。すっかり日も暮れて外は真っ暗、何も見えないので寝るしかないでしょ。BOX席で足を伸ばし惰眠を貪りつつ21時12分直江津にやっと到着。ここからはJR東日本の管轄になるのでようやくというかなんというか帰ってきたなぁという雰囲気があるがまだ新潟県だ〜。あ、そうそうこれで北陸本線全線完乗!もしまた北陸を訪れる機会があれば加賀温泉や和倉温泉に行きたいなぁ、特急電車で!!

城端線 城端駅
直江津21時20分発で長岡着が22時46分。新宿行きの夜行快速ムーンライトえちご号まで2時間半以上あるので夜の長岡駅周辺をブラブラしつつ長岡ラーメンの看板を発見し夕飯とする。このラーメン、美味かったっすよ、マジで!
クソ暑いので駅の前のベンチでアイス食べながら放心状態で時を過ごす。
1時9分にやっとえちご号で帰路に着いた。隣にはオヤジが座っていたのがちょっと鬱。
目が覚めたら大宮でした。



モドル

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