2012夏、北海道家族旅行

最後に家族で北海道を訪れたのは2005年の夏。当時、次男坊はまだ生まれていなかったので家族3人での旅行でした。それから7年が過ぎかなり遅くなってしまいましたが墓前に家族が一人増えた報告も兼ねて北海道に皆で行く事にしました。
北海道への交通手段はいくつかありますが一般的なものは飛行機によるものでしょう。羽田から千歳空港に乗り入れる航空会社も増え航空券も安く入手することができます。私の小学生時代はまだまだ一家で飛行機移動を手軽にするほど運賃も安くなく、父の実家のある北海道オホーツク沿岸へ行くには鉄路で丸一日かけて移動していました。上野から寝台特急ゆうづる号で青森まで行き青函連絡船で函館へ。その後特急で札幌へ出て更に石北本線を行く特急に乗り換えるのが定石でした。子供心になんて北海道は遠いところなのだろうと思ったものでした。更にお金はなかったけど時間は腐るほどあった高校生にもなると友達と急行八甲田の自由席に揺られて行ったり青春18切符で鈍行を乗り継いで行ったり、とにかく個人的には鉄道以外の交通手段はありえませんでした。今はそれこそ航空券が数千円からあり、時間を考えれば航空機利用が一番効率的です。ただ航空機には旅情がないのが欠点だと私は思っています。羽田から千歳へ1時間ちょっと。あっという間に北海道に着いてしまってはツマラナイ。そこで鉄道で延々と移動し、やっと北海道に着いた時の感動を子供達及びかーちゃんに味わってもらおうと往路は寝台列車を利用することとしました。とすると北斗星かカシオペア?いえいえ、男は黙って「あけぼの号」!昔と違ってプライバシーも十分保てる個室もありますがここはもちろん開放ハネでしょう。これこそ寝台列車の基本です。ま、A寝台個室は高価でB寝台個室は狭いからという理由もありますが・・・・。
というわけで切符やら宿やらレンタカーやら手配して出発日を迎えました。家族4人の4泊5日、かーちゃんから「海外のパックツアーの方がはるかに安いじゃん」とツッコまれてしまう予算と新たにキャリーケース、ナップサックを買い足す程の荷物を満載しての北海道家族旅行が始まりました。



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