広島乗り鉄+αの旅
長津田 23:21発→東神奈川23:44着/23:48発→横浜23:50着/00:00発→大磯00:38着/00:44発→小田原01:01着/01:06発→大垣06:53着/06:58発→米原07:34着/07:49発→大阪09:10着/09:14発→桜島09:27着/09:30発→大阪09:43発/09:45着→姫路10:44着/11:02発→三原14:02着/14:22発→広島15:26着/15:32発→緑井15:57着/16:16発→可部16:28着/16:54発→加計17:53着/****発→タクシー→三段峡 ****着/19:42発→可部21:16着/21:17発→広島21:51着
JR西日本の路線である可部線が今年の11月31日をもって「可部〜三段峡」間が廃止になるという。実は8月後半に可部線訪問を計画していたが指定券が取れなかった為北陸旅行に変更した経緯があるのだ。その後ずっとこの可部線は気になっていたが、青春18きっぷも一回分余っていることだし「行かないで後悔するよりは」と広島へ出発することとした。

1日目
9月4日木曜日(出発当日)22:00
仕事から帰宅して旅行の準備中ふと思った。どうせ日帰りできないで広島に一泊するんだから嫁さんも連れて行けばいいじゃん!!(青春18きっぷの残数が一回分しかないし、遠方なので帰りは新幹線)早々この素晴らしい提案を嫁さんにしたところ、突然の話で面食らった様子ではあったがたまにはこんなのも有りだろうと2人で出掛ける事になった。しかし明日は金曜日、嫁は仕事なので終業後に新幹線に乗り、広島で落ち合う事となる。
というわけで合言葉は「広島で!」むひょ〜、なんかかっちょええぞ!!

ムーンライトながら号
9月4日木曜日(出発当日)23:20
毎度の如く徒歩で長津田へ。日付が変わる横浜までの乗車券を購入して横浜線に乗車。

9月5日金曜日 横浜〜大阪
0時14分発、いつものながら号大垣行き。相変わらずなかなか眠れない・・・。この睡眠不足が後に悲劇を引き起こすなんて!!大垣と米原で乗り換えて大阪9時10分着。ホームにあるたこ焼き屋が大阪を感じさせる。ってか、ホーム上でたこ焼き売ってるなんてありえなすぎ!!

大阪〜桜島〜大阪
時間があるのでJR全線乗車の野望に向けて、全長4.1kmのミニ路線である桜島線を攻略。あのユニバーサルスタジオジャパンの玄関口となる路線だが当然終点の桜島でそっこーで折り返して大阪へ。
大阪〜三原
新快速で姫路へ。姫路11時2分発三原行きへ乗り換え。姫路〜岡山は普通電車の運行が極端に少なく、途中桜島線に乗ろうが乗るまいが結局この電車になる。なので、ながら号組が姫路に集結してホームへ行ったら既に電車はギュウギュウ詰め状態なんですよ。勿論座れない。大部分が青春18きっぷだから途中下車など有りえなく、岡山までの1時間半立ってました(T_T)
岡山で殆どの客が下車し、一転車内はマッタリモードに突入。岡山から各地に散る18きっぷ客も多数いると思うが、後続の快速サンライナーに乗車すれば福山で以西に向かう電車に追いついて接続するので客が分散されたと思われ・・・。
途中の笠間付近では瀬戸内海に面した風光明媚なトコロを走ったりで車窓を楽しまさせて頂きました。笠間といえばカブトガニ。カブトガニたまらなく見てぇぇ!よし、次回はぜひカブトガニ資料館に行くぞ!
なんだかんだで14時2分三原到着。駅の売店で買った名産品の「鯛ちくわ」を咥えながら次の電車を待つ。かなりお疲れモード。広島遠い・・・。

三原〜広島
三原14時22分下関行き快速シティライナー乗車。岡山で散った18きっぷ同志がワンサカ乗っている。山陽線内をどういう経路をとっても最終的にはこの電車にまとまるようになってるんだよね。
一時間ちょっとで無事に広島へ降り立った。案外広島で下車する同志は少なくそのままされに西へ向かうようだ。一体どこまで行くのだろうか?終点下関までだとすると移動だけで丸一日費やす事になるが、それだったら新幹線使った方がイクナイ?

可部駅にて(可部〜三段峡は非電化区間)
広島〜加計
ここまで来るのに全て体力を使い切った感じでこれから可部線往復なんてハッキリ言ってしんどいが頑張って三段峡目指す。可部までは電化区間なので電車だし広島市街地を通る為廃止される路線とは到底思えぬ程、帰宅の高校生やら地元住民らでかなりの混雑。もっとも廃止されるのは可部〜三段峡の非電化区間だが。
緑井で乗り換えてさらに可部で乗り換え。可部は醤油の産地らしく醸造工場があり一本買って帰りたいが重いので断念し、16時54分発加計(かけ)行き乗車。2両編成のディーゼルカーでBOX席に一人か二人程度の乗車率。運悪く川側の席ではなかったので、車窓はあまりパッとしない。寝不足もありなんだか眠くなって・・・。
加計〜三段峡
目が覚めたら列車はどこかの駅に停車中。なぜか運転士が自分の車輌に!?(2両目に乗車していた)
「ん?加計?」
何時の間にかこの列車の終点加計駅に到着していた模様。慌てて下車するが乗り換えの列車が見当たらない。駅員さんに三段峡行きの列車を尋ねると数分前に出たとのこと。
「な、なんですとぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーーーーーーーー!」
姉さん大変です!三段峡まで行く列車はさっきのが最終なのです。明朝7時5分までないのです!せっかくここまで苦労してやって来てこのオチはあんまりではないですか!いや、マジでもういいやと思ったさ。別に廃止されたって自分に関係ないことだし〜、みたいな。いやウソ!廃止される前に乗ってみたい、絶対乗ってやる〜!駅員さんにタクシーがないか聞いたところ駅前(といっても限りなく小さい駅前)にタクシー会社があるとのことで、早々訪ねる。
「すいませーん、さっき駅を出た汽車追いかけて欲しいんですけど」
不思議そうな顔をする運転手さんに、寝坊したと言うのはさすがに恥ずかしいので乗り遅れた旨を説明し列車を追いかけてもらう。途中で追いつけばそこから乗り込む手はずだが、仮に間に合わなくても三段峡で折り返し時間が1時間以上あるので帰りの列車には余裕で乗車できる。
頑張って車を飛ばしてくれたが各駅が道路に面していない様なので途中乗車は無理と判断し、三段峡へ先回りすることとなった。
運転手さんにこの辺りの交通事情を尋ねたところ圧倒的に車の方が広島へ出るのに早いとのことで、高速道路を利用すれば列車との時間差は30分から1時間あるそうだ。高速道路経由の広島行きバスもあるので可部線はどうでも良い存在らしい。
列車が到着する5分前に三段峡に。誰もいない無人のホームに立つと乗り損ねた列車が入線してきた。この駅で降りたのはわずか4人。可部から斜め向かいの席に座っていた旅行者と思われる夫婦が「加計で取り残されたあんたがなんで先にここに居るの??」と言いたげな表情。うわ〜恥ずかしい〜。


三段峡駅

三段峡駅

三段峡〜可部
1時間20分の待ち時間を持て余して、夕闇迫る三段峡を歩いてみることにした。有数の景勝地なのだが、すでに大分薄暗く、人っこ一人いない山道はハッキリ言って怖い!熊でも出たら間違いなく喰われそうなので10分歩いて挫折し、駅に戻る。駅は無人で誰もいないのは勿論、駅前に数軒ある土産物屋も閉店していて人の気配がまったく感じられずなんだか死にたくなるような光景。今までの鉄ヲタ活動で多数の寂しい終着駅に降り立ったが、これほど脱力感を激しく覚える駅はここが初めてだ。廃止されるのも頷ける。
何もやることがないので車内に戻る。当然車内は1人。ぼーと時間を潰し、いい加減飽きた頃にようやく発車。相変わらず一人ぼっちで貸切状態のままだ。
「オレ一人のために走ってるんだぜー」
と、ちょっと感動したがいい加減寂しいので途中で誰か乗って来ないか期待するもずーっと貸切で、廃止されるのはごもっとも。最終的には4人ぐらいの乗車で終点可部に着いた。

可部〜広島
1分の接続時間で広島行き電車の人となる。ぼちぼち人も乗っているのでなんとか人里に帰ってきた気分だ。21時51分広島へ帰還。お疲れ様でした(^_^;)
嫁が新幹線で広島入りするまで1時間余りあるので駅ビルのお好み焼き屋で夕食をとり、先にホテルにチェックイン。23時過ぎにのぞみ号で新横浜からやってきた嫁と駅でおち合い、長い一日が終了した。

2日目


2日目は宮島の厳島神社と原爆ドームに行きました。


能舞台

弥山(みせん)


原爆ドーム
宮島からフェリーで宮島口に戻っり、路面電車で広島市内に戻り原爆ドームを訪れました。被爆後、半世紀以上の長い年月でかなり痛みが激しく、一年前に改修工事が終わったそうです。
平和記念公園の慰霊碑で黙祷を捧げた後、平和記念資料館を見学しました。
その後、昼食にお好み村でお約束のお好み焼きを食べ、広島城を見学して広島観光を終了しました。
帰りの足は新幹線のぞみ号、それも500系!!最高速度300km/hは速い!速すぎる!およそ3時間半で新横浜に到着。往路の15時間はいったい・・・。

モドル
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