TVや雑誌等で採り上げられ、最近は微妙に認知されている大都市近郊区間の特例を利用した「130円大回りの旅」に小鉄(鉄ヲタ3歳)と出掛けてきました。 130円大回りの旅とはなんぞや?という人のために、ルールはJR東日本のホームページから抜粋して下記に明記しました。要は決められた範囲内を移動する際、同じ駅を2度通過しなければどんなルートを選択しても良い、ということ。私が小学生の時はこれを利用して上野駅に列車の写真をよく撮りに行ったものです。 それでは旅行記をドゾ! |
●大都市近郊区間内のみをご利用になる場合の特例 | ||||||||
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今回の旅は横浜線十日市場駅から。トップバッターは205系電車。 朝の通勤ラッシュは既に始まっていて車内は混雑していました。いつもの路線なのでコレといったものもなく、東神奈川に到着するまでの辛抱です。 |
東神奈川駅では京浜東北線に乗り換えです。跨線橋を渡り4番線ホームへ。横浜方面はガラガラなのに乗車する東京方面南浦和行きはギュウギュウです。平日の通勤時間なので当たり前なのですが、皆さんこれから仕事に行かれるというのに我々は一体なにをしてるんでしょーか?(笑) |
東神奈川駅からわずか5分で今回最大の難関である鶴見線乗り換え駅である鶴見に到着。 鶴見線は無人駅が多いので同じJR線なのに専用の改札があります。当然130円切符では自動改札を通りません(機械が大回りしているなんて判別できないですから) ということで有人改札で大回りしている旨を伝えて鶴見線ホームへ入れてもらわなければならないのです。別にキセルしているわけではないのですがちょっとドキドキしながら改札へ向おうと思ったその瞬間・・・、なんと!小鉄がいつの間に自動改札をスルーして向こう側にいます! |
ええっ!?なんで??誰かの後ろについて一緒に入ったか、身長が低いのでセンサーが反応しなかったのか謎ですがとにかく行ってしまったものはしょうがありません。ところが自動改札と有人改札は20mくらい離れているので私は大困り(しかも壁があって、移動するとホームの様子が分かりません)小鉄にその場を動かないよう指示して急いで改札へ。切符を見せて大回りしていると言うと 「ハイ、どうぞ〜♪」 といとも簡単に入れてくれました。 小鉄はというと居合わせた通勤途中?のおばさんに連れられて目の前にいました。おばさん、ありがとうございました!! |
いや〜鶴見線は楽しいですね(^・^)小学生以来の乗車ですが、あの時は昼間だったのでガラガラでしたが、今日は通勤客で車内はごった返しています。それでも貨物列車や、昭和の匂いが思いっきり残る駅など色々と変化があって楽しめました。 ホームから改札へ向うのに線路を横断するなんて今時こんな駅は関東の他の政令指定都市にはないのではないでしょうか? |
駅の所在地が書いてある駅標、最近は見ないですよね。地方に行けばまだまだ残っていますが、ココは川崎市。見事な放置っぷりです(笑) |
7時55分、浜川崎に到着。南武支線へ乗り換えますがこの駅、それぞれの駅が別個にあるのです。一旦改札を出て道路を渡った所に南武支線の浜川崎駅が。ということで大回りの旅で唯一改札外へ出られる貴重な駅なのですが駅前にはめぼしいものはありませんでした。もっともネットで調べたらラーメン屋などが周辺にあるみたいなので、上手く旅程を調整して昼時にここへ降り立つようにすればちょっとした息抜きになるのではないでしょうか? |
右の写真は南武支線の浜川崎駅です。1993年に完全無人化されているので駅員に説明しなくても乗り換えられます。 |
ワンマン運転の205系に揺れられて7分、もう一つの南武線接続駅である尻手に到着。途中で京急や東海道線、そしてこれから乗る京浜東北線を跨ぎます。それにしても途中からの乗客が多いこと。高校生もワンサカ乗車してきました。 |
川崎8時19分着。鶴見〜川崎は京浜東北線で隣同士、4分の距離ですが鶴見線経由で40分以上もかかってしまいました(^_^;) 再び京浜東北線の車中の人となります。 やっぱりまだ混んでる〜、うへ〜(T_T) |
9時3分、無事に上野到着。ここまでに既に5回乗換えをしているのと、通勤ラッシュの為にお疲れモードです。通常では1回の乗り換えで所要約1時間。時間的にも倍かかりました。 陽もだんだんと高くなって気温も上がってきました。何より不快なのがジメっとした湿気。こういう時はさっさと冷房の効いた車内に逃げ込むに限ります。 というわけで駅弁を買っていざ常磐線ホームへ! |
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