その1 その2 その3
2007年11月29日
関西乗り鉄の旅第二弾
久しぶりにJR線新規乗車を目的に関西へ乗り鉄に行ってきました。
今回は往復夜行バスなので小鉄は同伴せず。一人で出かけるのは2年ぶりです。そして関西方面も2年ぶり。夜行バスは初体験なのでどんな塩梅だろうかとちょっとドキドキの旅でした。

青春18きっぷが使えない時期なので横浜から京都まではバスで移動することにしました。
一般的なのはドリーム号などの高速路線バスですが、最近は規制緩和で登場したツアー型バスが格安運賃を武器に賑わいを見せています。簡単に言うと首都圏〜関西のパックツアーのバスだけを利用すると言えば分かりやすいでしょうか?各社競合が激しいため値段も激安、今回は横浜〜京都(帰路は大阪〜横浜)片道3850円(往復割引)でした。これは安い!
ただし安いなりにデメリットもあります。まず車体はトイレもなにもない普通の観光バス。コストダウンのため定員いっぱいいっぱいギュウギュウ詰め。乗車場所も路線バスではないのでバスターミナルは使えず路上からの出発です。事前にしっかりと集合場所を確認しておかないと慌てることになりかねません。
下記に首都圏〜関西の移動手段一覧表を作ってみました。
移動手段 ねだん 移動時間 備考
新幹線のぞみ(東京〜新大阪) 13750円 2時間30分 普通車指定席利用 通常料金
ぷらっとこだま(東京〜新大阪) 10000円 4時間 普通車指定席利用
青春18きっぷ+ムーンライトながら 4260円 10時間 東京〜小田原運賃別払い
寝台急行銀河 16070円 8時間18分 B寝台利用
ドリーム号(東京〜大阪) 8610円 8時間30分 通常料金
ツアー型格安バス(東京〜大阪) 3900円 8時間30分 平日通常料金
ツアー型格安バス(東京〜大阪) 5900円 8時間30分 3列シートバス 平日通常料金
航空機(羽田〜神戸) 10000円 1時間15分 スカイマーク利用 普通運賃
場所がわからない!?
事前に集合場所の地図をネットで確認していったのですが、それが古い情報で一瞬迷いました。横浜西口三越付近からの出発ということで一応横浜市民の私にはなじみの場所。駅から三越目指して歩くと、なぜか見当たりません。頭の中は「????」です(笑) 軽く焦りを感じつつ歩いていると一台のバスが停まっていてこれが今回乗るJJライナーでした。ちなみに目の前はナントカ学園。ああ、そういえば何年か前に三越は撤退したんだと今更思い出しましたがだったらweb上の地図も訂正すべきです。ま、3850円ですからこんなもんです。
で、バスは至って普通の観光バス車両。数えてみたところ定員は50名で空席はほとんどありません。実際に席につくと「せ、狭い・・・」これはキツいです。まだムーンライトながらの方が100倍くらいマシです。ま、3850円だからこんなもんです。
23時20分横浜を出発。前日は寝不足気味にしていたので早くも睡魔が。ところが狭い上にだんだんと車内が暑くなってきてウトウトするものの寝られません。そしてようやく意識が遠のいた瞬間、バスはタイミングよく海老名パーキングエリアに到着し照明全灯、車内アナウンスで15分休憩との放送が入りました。これは寝られません。隣の人が気持ち悪いと訴えたので席を替わってあげたりで少し寝ては目が覚め、少し寝ては目が覚めで6時ちょい過ぎに京都へ到着しました。おかげで普通に寝不足です。ま、3850円なのでこんなもんです。
大回りで京都から神戸へ

奈良線宇治行き普通電車
京都は意外と暖かく驚きました。一日中電車に乗っているので薄着で来たのですがこれだったら問題なさそうです。
予定では7時51分発の奈良線からスタートでしたが手持ち無沙汰なので繰り上げて出発することにしました。
奈良線のホームへと行くとそこには懐かしい103系が!首都圏ではすでに見られなくなっているのでこの電車に乗るのが楽しみでした。
ちなみに切符は神戸まで買ってあります。今回は大都市近郊大回り特例を利用して奈良・片町・東西・福知山・加古川・東海道線経由で神戸へ向かいます。コレだったらこんだけ乗っても1010円。ただし途中下車できません(^_^;)

ルートは上記の通りです。本当は大阪から始めたかったのですが(大阪〜神戸390円!)バスがちょっとでも遅れると
加古川線に接続しなくなるので大事をとって京都発にしました。片町線の木津〜松井山手、福知山線の篠山口以北、
加古川線の谷川〜西脇市は列車本数が少なくうまく計画を立てないととんでもない待ち時間が待ち受けています(笑)
特に加古川線は1日に9本しかありません。

宇治7時21分着。後続を待ちます。上りホームには京都行きの快速がやってきました。221系を見ると関西にやって来たんだなぁと実感します。
おなかが空いたので立ち食い蕎麦でもと思いましたがありません。ラッチ外に出られないので為す術もなく次に木津駅に期待。

8時14分木津着。
木津って京都府なんですね。川を渡ったのでてっきり奈良県に入ったものだと思っていました。京都府内しか走らないのに奈良線って・・・。(実際は奈良からの直通運転もありますが)
いよいよ空腹に耐えかねてきたので駅そばにありつこうとしましたがKIOSKしかありません。首都圏だと案外色んな駅にたち食いそば屋があったりしますがこの辺ははそうでもないんでしょうか?京都駅で何か食べときゃ良かったぜ〜(T_T)


片町線木津駅にて。東西・福知山線直通快速宝塚行き。
KIOSKで食料の代わりに京都新聞を買って(?)片町線に乗り換えです。ホームで待っているとなんだかかっこいい電車が入線してきました。207系だそうです。初めて乗る車両なのでテンションあがってきましたが全車ロングシートでorz。
ガラガラだったので一番前の席に陣取り前面展望を楽しみます。通勤電車にしては視界良好で密かにワイドビュー車です(笑)
東西線、福知山線直通なのでこのまま終点宝塚まで約1時間半乗りっぱです。


福知山線 宝塚駅にて。篠山口行き丹波路快速。
松井山手を過ぎた頃から激しく睡魔が襲ってきていつの間にか眠ってしまいました。ふと目が覚めたらすごい乗客数。地下を走っているので現在地は東西線のようです。
しばらく走ると再び地上に出て尼崎に到着です。かなりの人が降りて一転マッタリモードの車内になりました。
終点の宝塚で後続の221系丹波路快速に乗り換えて篠山口へ。


福知山線 藍本駅にて
宝塚を出てすぐにその車窓の素晴らしさに見とれてしまいました。いきなり山の中です。山々の木々は赤、黄と色づき紅葉真っ盛り。
トンネルが多いのが難点ですが、大都市のこんな近くでこのような圧巻とする景色が広がっていることに驚き、感激しました。
写真では伝わりにくいとは思いますが車内から見る風景は言い表すことの出来ないほどの絶景です。この時期に来て良かった〜。


福知山線 篠山口駅
定刻の10時59分に篠山口に到着しました。
ホームに降り立つと寒い!山の中だからでしょうか?これはガマンできません(笑)
数分遅れてやってきた特急北近畿を撮って何か食べるものを探します。あ、そうそう北近畿は指定席が8割程埋まっていて自由席はガラガラでした。
向かいのホームに怪しげな売店があって「うどん」という張り紙を発見!心躍りながら跨線橋を渡りオアシスを目指します。
その売店は駅に併設された食堂を兼ねているようですが、誰もいません。コンコンとガラス戸を叩くとおばちゃんが顔を出しました。確かに「うどん」とあるものの値段もメニューも見当たりません。
「あのーうどんありますか?」
と恐る恐る訊ねるとあるとのことでタヌキを注文。私、駅そばを食べる時は必ず天ぷらかアゲ玉の入ったタヌキを頼むのですが、出てきたものは・・・・。


篠山口駅で食べたキツネソバ(笑)
ええっ〜!?普通にキツネソバじゃん!
普通にびっくりしました。うどん有りますか?と聞いてタヌキを頼んだのでてっきり揚げ玉の入ったうどんが出てくると信じていたんです。なのにコレは一体なんなんでしょう?
そう、関西ではキツネは油揚げの入ったうどん、関東で言うところのキツネうどん、タヌキは油揚げの入ったソバ、すなわちキツネソバなんですね。なのでキツネソバやタヌキうどんは関西には存在しないことになります。(店や場所にもよると思いますが)そんなことを大阪出身の知人から昔聞かされたことがありましたがすっかり忘れていました。
ツユも薄い透明感のあるものですが、関東の人間からしたら結構違和感アリアリです。真っ黒い醤油色がディフォルトなもので(笑)


クモハ113形3800番台 福知山線 篠山口駅にて
ここ篠山口で事前計画のダイヤに戻り11時32分の福知山線へ乗車。
モハからクモハに改造された113系に初めて乗りました。車内を見るとなんかこう・・・、やっつけ仕事の雰囲気プンプンですね(笑)
途中で車内検札が始まりました。手持ちの乗車券では既に乗り越し清算しなければならない区間です。キセルしているわけではないのですがちょっとドキドキ。結局他の乗客の車内清算に手間取っている間に谷川駅に到着して切符を見せることもなく下車しました。


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